
今回はレトルトの海軍カレーのレビューです。
しかも単なる海軍カレーというだけでなく、肉じゃがという要素も加わっているのも気になるところ。肉じゃがというと、カレーライスとハヤシライスほどじゃないけど割とカレーと似たところもある食べ物であり、さらに超がつくほど馴染み深い食べ物でもあるので、極端に言えばカレーの上に肉じゃがが乗ってても特に問題無さそうなくらい、十分マッチしそうな印象もあります。
果たして、具が肉じゃが?なのか、カレーの味付けそのものも肉じゃが味なのではないか?とか気になるところです。
目次
・このレトルトカレーの特徴
大雑把に概要的なものを見てみると、メーカーはオフィスシンというところで、説明として「ご当地カレーを中心に開発する会社」とあります。このカレーも広島や呉といった地名がつくぐらいだし、ご当地カレーといえるのかも。

そして製造会社は大阪のベル食品工業。実は北海道にもベル食品というレトルトカレーを作っているメーカーがあり、(この記事を書いている時点では、レビューはしていないものの)過去に何種類か食べた事があるのを覚えてるので、実は最初そこが作っているレトルトカレーなのかな、とばかり思っていたのですが、実はそことは別メーカーであるようです。
続いて、内容量は200gで、カロリーは164kcal。こういうタイプのカレーは200gぐらいのものだと250kcal前後ありそうなイメージだったりもするので、海軍といういかついタイプのカレーの割に意外とカロリーは低めといえるかも。
箱に書かれた説明
箱に書かれている特徴を見てみると以下の2点。
・肉じゃがの具材感を大切にした
・具が大きいのが自慢

さらに呉海軍亭肉じゃがカレーについての説明もあります。

呉海軍亭肉じゃがカレーとは・・・
軍港の町呉市。呉市は肉じゃがの発祥の地として名乗りを上げています。海軍では航海の際に月日が分かり難くなるため、毎週金曜日にカレーを食べていました。
その「肉じゃが」と「カレー」を合わせて生まれた商品です。肉じゃがのような大きな具と中辛のレトロ感あるオリジナルスパイスが特徴です。
ちなみに肉じゃがに関しては他にも、京都の舞鶴市が発祥とも言われているようです。なので「名乗りを上げています」という言い回しも、発祥の地は複数あるよという意味合いもありそう。
・開封してみる。
パウチは全面白色で、右下にニクジャガカレーという文字と賞味期限と思われる数字が印字されているのみ。といった感じで、完全な無地の次ぐらいに徹底的にシンプルなデザインのパウチです。

続いてパウチを揉んでみると、粘度はコッテリ感を感じる程にドロッとしていて、いかにもレトルトカレーらしいです。そして、あちこち触ってみても具に遭遇するぐらいの具量。
・完成!
湯煎時間は約5分間。約ということなので、4分でも6分でも良さそうな感じですが、とりあえず5分ちょうど湯煎しています。
見ためは欧風系カレーみたいな深い茶色ほどではないけど、それなりに濃いめの茶色をしたカレー。ジャガイモ・人参・コンニャク・肉といった、いかにもカレーライスというべき具の取り合わせです。(こんにゃくはカレーの具としてはいささかマイナーな可能性も高そうだけど)

見ため同様、匂いも箱入りのカレールーとかで作るタイプのような完成された感じの、いい意味でオーソドックスな香りがします。
また、カレーの質感的には、ご飯の端のところから奥になかなか流れていかないぐらいのドロット感です。実はドロッとしたしたタイプのレトルトカレーは、「あっ失敗した」みたいな感じで、ご飯にうまくかけ損なって苦労することがしばしばあったりするかも。
・さっそく食べてみる
というわけで早速食べてみます。
辛さとうまさ
ルーはカレーライス相応のドロっとした粘度で、油脂感は軽めです。コッテリしたご飯絡みのよいカレーといった感じで、質感的なクオリティーも悪くないかなといったところ。

味的にはチャツネやケチャップも材料に見られるのもあって甘味や酸味がある味で、後味の旨み系の味と合っています。味の質的にもカレーの味自体に肉じゃがの汁の味を乗せた、というタイプではなく王道的なカレーライスといった感じです。
後味に軽くじんわりとした辛さがあり、痛辛くならないぐらいのホット感が舌に残り、食欲を増してくるぐらいの辛味のパワーがあります。体感的な辛さはやはり中辛相応といったところ。
甘味・辛味・旨みの味要素もいずれも強すぎない程度の存在感で、バランスのしっかりとれた感じの味です。
辛さ度 |
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中辛ではあるけど、軽く辛味の余韻がある辛さ度3.2~3.4ぐらい |
具
牛肉は、かなり細かい2センチより小さいくらいのサイズ感のものが数個で、赤身系のビーフ。食感的アクセントのような存在感で、実際の肉じゃがも割と肉が細かいので、それもまた肉じゃが的かなといった感じです。

ジャガイモは一口サイズで、3センチほどの大きさをしており、柔らかめですが崩れ過ぎていたりする事もないお手ごろ食感。また、ニンジンはかなり柔らかく、噛まなくても舌と上あごの裏がわで軽く潰れるほどで、水分吸ってる系の柔らかさでした。
さらには、2~3センチ大の薄い板状のコンニャク。こいつは意外といい食感を発動します。実のところ、自分で作るタイプのカレーライスの具にコンニャクを時々入れる事もあるぐらい、「板状に切ったコンニャクはカレーの具として有意義」と思ってたりもするので、悪くはなかったです。
肉は小さいけど他の具は多いので、総合的には具沢山といった感じでした。
・まとめ
とりあえず特徴をまとめると、以下のような感じです。
・カレーライス感は強め
・中辛だが後味に残る辛さ
肉じゃが的ではあっても和風の気配とか変わり種感はほとんどないので、いい意味でオーソドックスさのあるカレーライスとして食べられます。
レトルトのカレーそのものが嫌とかでなければ、万人受けしそうな味わいかな、といったところです。
カレーライス感のあるレトルトカレーが食べたい場合。
製造者:ベル食品
内容量:200グラム
名 称:カレー
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・データ
原材料表
原材料名 |
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栄養成分表示
栄養成分表示(200gあたり) | |
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エネルギー:164kcal | |
たんぱく質:3.8g | |
脂 質:5.2g | |
炭水化物:25.6g | |
食塩相当量:2.5g |