
今回は、何種類かある五島軒のレトルトカレーの中でも、最も標準的な「函館カレー 中辛」のレビュー。
ちなみに「五島軒」と書いて「ごしまけん」ではなく「ごとうけん」と読みます。そして、製造者自体も五島軒とあるので、五島軒監修というよりも五島軒自体が自社工場で作っているレトルトカレーといった感じ。
函館と地名がついていたりする事もあり、雰囲気的にご当地レトルトカレーっぽいですが、自分の見た範囲では割とスーパーなどでもチラホラ見かけたりもするので、比較的入手しやすいイメージを持っていたりもします。
目次
・このレトルトカレーの特徴
内容量200gで、カロリーは251kcal。グラム数、カロリーともに他のレトルトカレーと比べても、おおよそ平均的かなといったところです。

スーパーで税抜き価格368円で購入しているので、価格帯としては一般的なレトルトカレーよりは少し高めで、ご当地レトルトカレーとしては安めといった立ち位置になるかなと思います。
また、箱に書かれたカレーの説明は「北海道産の豚肉と国産の野菜(玉葱、じゃがいも、人参)を本格的ソースでじっくり煮込んだ手作り風カレーです。」といった感じ。
老舗のレストラン五島軒
箱の裏の説明には五島軒について書かれています。

弊社は初代若山惣太郎、ハリストス正教会でロシア料理とパン作りを学んだ五島英吉と共に、当時国際貿易港であった函館で明治12年に創業。明治19年の大火後フランス料理店となり、以来今日迄洋食やカレー、洋菓子など多彩な味を皆様にお届けいたしております。
明治12年を西暦に換算してみると1879年(というかロゴにSince1879と書いてある)。とにかく老舗中の老舗であることが分かります。
・開封してみる。
開封してパウチを出してみます。

パウチはデザインされているタイプで、裏側にも調理方法などが書かれているタイプ。

また、パウチ越しから触ったり揉んでみたりすると、質感はドロッとしたタイプであることが分かります。触っていると、ところどころに具の感触もあり、レトルトカレーとしてはなかなか具沢山な感じです。
・3~5分湯煎して完成!
皿に盛り付けてみます。

カレールーは、ククレカレーよりも少し濃いぐらいの、深めの黄土色で、ビジュアル的には直球的なレトルトカレー。粘度も割とあり。
具は2センチくらいの大きさで、スプーンに3個ぐらいは乗るぐらいのそれほど大きくはない一口サイズ。ラインナップとしてはジャガイモ・にんじん・豚肉の3種類です。レトルトカレーとしてはどちらかというと王道的なラインナップ。スプーンでカレーをすくえば何かしらの具が乗っていそうなほどに、良いボリューム感をしています。
匂いはオーソドックスなカレーの香りではあるけど、軽くフルーティーさのある香りもあり。
・実食開始!レビューしてみます
辛さとうまさ

後味に旨みが利いている味で、コクは強すぎず弱すぎずなバランス型の味。味的には、昔ながらのカレーライスといった方向性です。
辛さはまさしく中辛といったところなのですが、軽くじんわりと来るスパイシーさはあり、ジンワリとした唐辛子系の刺激がそれなりにあります。辛さの余韻は舌にしばらくあるので、後味は意外と心地よい部分もあります。辛さと同時に甘味もあるので、ここらへんもバランス取れてるかなといえるところ。
また、カレールーの油脂感もそれほど目立っていないタイプなので食感も悪くないです。
辛さ度 |
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細かくいうと5段階中3.2~3.5くらいの辛さ |
具
豚肉は脂身のそれほどない、比較的赤み部分が多い印象で、硬くはなく食べやすいです。
人参とジャガイモは、レトルトカレー相応に柔らかめで、これらもまた食べやすいサイズ感。ごろっと感はそんなにないけど、量がそれなりにあるので悪くないです。
肉にしても野菜にしても「具はデカイほうがいい」という人の場合だと、ちょっとサイズ的に小さいかも。

・まとめ
・完成度はなかなか高い
といった特徴があり、具・味・質感など全体的にバランスの取れたレトルトカレー。
辛さ・甘さ・具の大きさのような何かの要素が一点飛びぬけているようなド派手なタイプではないけど、全体的なクオリティーはあるので、手堅さのあるレトルトカレーかなと思います。
バランスの良いレトルトカレーが食べたい場合。
内容量:200グラム
名 称:カレー
・データ
原材料表
原材料名 |
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栄養成分表示
栄養成分表示(200gあたり) | |
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熱 量:251kcal | |
たんぱく質:7.2g | |
脂 質:15.2g | |
炭水化物:21.3g | |
食塩相当量:2.2g |